半熟デザイナーがデザインを再構築する話⑤

社内研修

どうも、おしゃべり関西人Kです。
前回まではバナーなどの作成について話しましたが、
今回はそれらの制作と同じく、デザイナーと切っても話せない存在。
「画像編集」について、デザイナーをやっていた時に注意されたことを
いくつか解説していこうと思います。

空が写った写真について

コーポレートサイトなどでほぼ必ずあるものが、建物の写真かなと思います。
本社ビルであったり、建設業であれば関わった事業例などにも使われますね。
塗装であったり、看板設置なども同じだと思います。

さて、空の撮影って時間も限られるうえに天候にかなり影響をされますよね。
晴れ空が欲しいのに限られた撮影日が曇りの日だった…。
とりあえず晴れ間に撮ってもらったけど、空模様はやっぱり曇り…。
締め切りも迫ってるし、撮り直しの時間もないからこのまま使うしか…。

というとき、本当にそのまま使うのはNGです。

こちらは前にUSJに行ったときに撮影した写真ですが、見事に曇り空です。
雪が積もっている景観を作っているので、曇り空でも違和感はないですが
やはりテーマパークに似合う空は青空でしょう。
参考に、公式の場で撮られているテーマパークの写真を見ても
大規模なところは夜景でない限り青空の写真を使っている印象です。

というわけで、ここで使う技術が画像編集の技術になります。

まず、色調補正>明るさ・コントラスト から明るさを調節します。
雲がある場合は、雲が白飛びしないくらいに明るくしましょう。
次に、色調補正>色彩・彩度 から色の調整を行います。
今回は空を明るくしたいので、青がきれいに出る数値に調整しましょう。
マスターだけを調節するのではなく、タブを開いて他の項目の数値も調節します。

これらを繰り返してできたものがこれ。

ちょっとわざとらしいですが、青空が見えました。
曇り空の日しか撮影ができなかったときや、きれいな青空の写真でない場合
このようにして空の色を調節していきます。

食べ物の写真について

長くなっているのでこちらはさらっと。
食品を売るサイトや、料理教室などのサイトを作るとき、
必ず食べ物の写真を取り扱うことになります。
この時、腕のいいカメラマンならほとんど修正の要らないものを撮ってくれると思いますが、
もしもらった素材写真の中にこんな写真があった場合どうしましょう。

せっかくのデザートが美味しくなさそうですね。
原因は
①写真が青っぽい
②ちょっと暗い
ということが大きいです。

ここで、空の写真の時に使った色調補正がまた活躍します。
今度は彩度は赤を強めましょう。
温かみのある写真のほうが、食べ物は美味しく見えます。

というわけで色調補正をかけた写真がこちら。

温かみがあって、和菓子の和み感も出ていますね。
なにより補正前の写真より美味しそうに見えます。

渡された写真と使用する状況に応じて、色調補正をかけていきましょう。

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