半熟デザイナーがデザインを再構築する話④

社内研修

というわけで、宣言通り今回はデザインと英語について。
どうも、おしゃべり関西人Kです。

デザインと英語

英語を使ったデザインっておしゃれですよね。
私もこんな風に作ってみました。

……なんて?
いや、英語がさらっと読める方なら「ああ、ネイルサロンがオープンしたんだな」とわかるでしょう。
そうでない方も、文字を読めば同じことを思うはずです。
しかし、ここで皆さんに質問です。

ネットサーフィン中に出てきた広告の文字、読みますか?

ほとんどの人がどんな広告かは知っていても、よほどきちんと見ないと
広告にどんな文章が書いていたかは覚えていないと思います。
そんな中、英語の文章が多い広告はことさら頭に残らないですよね?

今回のバナーだとネイルサロンのオープンをお知らせする内容になります。
英語だらけのバナーは、それを伝える仕事をこなせているでしょうか…?

日本でデザイナーをして、日本人相手のバナー広告などを作る場合、
英語と日本語でどちらが印象に残る広告になるかというと
もちろん日本語で日本人がぱっと見ただけでも読める広告のほうが印象に残ります。

とはいえ、です。まぁ英語を使っている広告はおしゃれです。
特にサロンなどのおしゃれさを売りにする店舗にはよく使います。
では、どう使うといい塩梅に英語も使えて可読性も高い広告ができるのか?
試しに作成した修正版がこちらです。

もう、言いたいことは日本語で書いています。
その後、あしらい的に英語で装飾を足しました。

バナーなどのデザインにおける英語は、本文に添えるイラストと同じイメージです。
あしらい程度に留めておくのがいいでしょう。

おしゃれさやデザイン性を優先して英語ばかりのデザインにはせず、
見た人に伝えたいことが正しく伝わることが、広告バナーでは重要です。

ちなみに、にぎやかしなどの飾りメインのバナーであれば
英語を使ったりもします。
また、バレンタインやホワイトデー、ハロウィン、クリスマスなど
海外由来のイベントはどちらかというと英語でタイトルを書くことが多いですが、
筆記体は使用せずにきちんと英字として読めるフォントを使います。

今回はここまで。ありがとうございました。

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